2020.09.07

ノーマライゼーション社会の実現にむけて

9/5(土)に行われた大宮アルディージャ戦は当社プレゼンツマッチ「第12回手話応援デー」でした。

何とか天気にも恵まれ、無事に開催することができました。今年は例年のような大々的な手話応援イベントはできませんでしたが、開催にあたり手話応援実行委員会をはじめ、関係者の皆さまに感謝申し上げます。

今回は、試合前にJリーグシャレン!アウォーズの授賞式が行われ、社会連携の中心となった手話応援実行委員会が代表でJリーグ原副理事長より受賞楯をいただきました。

Jリーグシャレン!アワード受賞式

受賞において、2006年の初開催から14年間にわたり多くの方々に参画いただきましたことにまずは心より感謝いたします。そして、受賞をきっかけに手話応援活動が広く全国に知っていただけたこと、そして、障がいのある方々に対しての理解を深めノーマライゼーション社会にむけた取り組みに繋がっていることに大きな喜びを感じています。

この手話応援を通して想いを共有し、共に活動する中で出会った仲間がこの地域はもとより全国各地に沢山できました。

そんな仲間から、障がい者の方々が感じる社会問題や課題を直接お伺いすることがあります。その課題の中に、施設・建物管理をしている当社だからこそ取り組めるものがあります。

その一つが、避難所での情報提供や言語の問題です。

現在、九州地方では多くの方々が避難生活を余儀なくされていますが、避難されている方々の中には障がい者をはじめ社会的弱者の方が一定数いらっしゃいます。

障がい者や社会的弱者の方々はリアルタイムの情報提供を受けられないことが避難所での問題となっています。

それは、館内での放送やアナウンスにおいて健常者であれば情報を瞬時に受け取り、理解することができますが、聴覚障がい者をはじめ高齢者で耳の不自由な方や、外国人は情報を受け取るまでに時間が掛かってしまいます。

これは一つの事例ではありますが、このような社会的弱者の方が抱える社会問題や課題を施設や建物のハード面やソフト面で解決に向けて取り組むことが、当社が実践できるノーマライゼーションだと感じています。そして、この気づきや学びを得ることができることこそ、手話応援に継続的に取り組んできた当社の財産であると感じます。

ノーマライゼーション社会の実現にむけて私たちができることは、障がい者をはじめ社会的弱者の方々をまずは身近に感じることです。それは小さなころから親や先生から言われていた言葉、「相手の立場に立って考えてみよう」の実践です。

ノーマライゼーション社会の実現、笑顔あふれる幸せで豊かな持続可能な社会を目指して実践していきたいと思います。

SDGs3 すべての人に健康と福祉を

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