2020.12.15
田部井創業社長の命日に振り返る ~本(もと)を忘れず~
当社が朝礼で活用している「職場の教養」を発行する(一財)倫理研究所の「万人幸福の栞」の十三条「本を忘れず、末を乱さず、-反始慎終(はんししんしゅう)-」にこのような一節があります。
枝葉のことには気をつけるが、何事につけても本を忘れがちである。
<中略>
開店の日のいきごみと、友人のよせられた厚意を忘れるから、少しの困難にも、気をくじかせる。終始一貫ということは、成功の秘訣であるが、これが出来ないのは、皆本を忘れるからである。世に、「恩を忘れるな」ということがやかましく言われるのは、本を忘れるなという意味である。食物も、衣服も、一本のマッチも。わが力でできたのではない。大衆の重畳堆積幾百千乗(つみかさなったいくひゃくせんじょう)の恩の中に生きているのが私である。
<中略>
そうした中でも、最も大切な、わが命の根元は両親である。この事に思い至れば、親を尊敬し、大切にし、日夜孝養をつくすのは、親がえらいからではない、強いからではない。世の中にただ一人の親であるからである。私の命の根元であり、むしろ私自身の命である親だからである。
「万人幸福の栞」
12月11日は田部井功創業社長の祥月命日でした。
毎日興業の生みの親である田部井創業社長、そして起業した時は、『お客様とのご縁が永く繋がる仕事がしたい』という、”強い念い”からスタートしました。
創業して47年経った今、グループ全体で2,200名の職員・社員が働く会社となり、管理させていただいている物件は3,000件を超えるまでに成長しています。
創業者亡き後も、毎日興業として大切な価値観をいつまでも継承し続けることが私たちに課せられている役割であり使命です。
創業者と直接会ったことがない世代も増えてきましたが、創業者の念いは、経営基本理念、基本方針、行動指針、創業者の精神などに籠められています。
ここに毎日興業の本(根元)はあります。
日々仕事をする上で、この本(根元)に立ち返り、毎日興業の価値観、考え方をもとに一人ひとりが当事者意識をもって取り組み続けることが大切であることを全職員・社員に忘れないよう伝え続けていきたいと思います。
(写真)
12月11日に各部門長と共にお墓参りをしてまいりました。
撮影の際のみマスクを外して撮影しております。