2021.05.17

50期 心地光明~本物の心と仕事~

去る5月13日は前専務である常岡俊子の3回忌でした。月日が立つのは本当に早いもので、お亡くなりになられてから、あっという間に丸2年が経ちました。

常岡専務と一緒に仕事をした13年間を思い浮かべると、事あるごとに掛けてもらったある言葉を思い出します。

色々と大変なこともある。しかし、目の前に起こる全ての経験があなたの血となり肉となるのだから、どんなことがあっても逃げるんじゃないよ。

幾度となく、厳しく叱咤激励して頂きました。この言葉によって、私はどんな状況でも前向きに捉え取り組む精神力が養われたと思います。

また、浅間町オフィスにある花壇のお手入れをしながら、出かける職員に対し「気をつけてよ!」と温かい言葉で送り出し、会社に戻ってきたときには「お帰り!」と言って温かく迎える姿が想い出されます。

言葉ひとつひとつに、私たちを包み込むような大きな愛情と温かさがあり、慈愛の心が伝わってきたものです。

 

創業者の精神のひとつに「慈愛の心」があります。

創業者の田部井功にとりましても、常岡専務の慈愛の心、つまり心の底からの深い愛情、無償の愛情、本物の心をもって行動する姿勢や従業員を信じ抜く姿に、大きな影響があったことでしょう。

仕事に対して細部まで徹底する厳しさとスピード感、お客様に徹底的に寄り添う姿、現場へ徹する姿など、妥協を許さない“本物の仕事”を常岡専務より私たちは学びました。自らの仕事や立ち振る舞い、発する言葉を今一度振り返り、新しいメンバーにも自らの姿勢や常岡専務のお話を伝えていきたいと思います。

 

末筆ながら、命日の2日前である5月11日にお客様より、常岡専務が生前お贈りしていた薔薇が庭で満開になったとのご連絡を頂きました。薔薇を数本お譲り頂き、お墓にお供えして参りました。

きっと、お花が大好きだった常岡専務は、満開の薔薇を通して天国から私たちを応援してくれているでしょう。

常岡専務が実践された”本物の仕事”を、私たちも実行していきたいと思います。

 

薔薇_常岡専務