社長のひとこと

先日、埼玉県に当社が登録している「川の国応援団」の繋がりから、埼玉県が推進する「SAITAMAリバーサポーターズ」の取り組みで、当社本社社屋の近くを流れる「芝川」を活用したトライアル的な事業を開催しました。

この事業は河川の清掃はもちろんのこと、市民の暮らし、カルチャー、スポーツ、エンターテイメント、社会活動、そしてビジネスへと繋がる活動です。この度「芝川リバーサポーターズ」という組織を発足し、当社は事務局機能を担うこととなりました。

上記の通り、従来の「川の国応援団」との違いは清掃活動に留まらず、河川を利用して市民の暮らしに根差した憩いの場や文化（カルチャー）を創出し、ビジネスへと繋げられる点です。

川遊びと言えば、秩父などの山の清流に行って遊ぶことをイメージしがちです。しかし、都市部から数キロの距離でカヌーによる川下りを体験できれば、休日の過ごし方や近隣の小中学生の活動が増え、とても魅力的です。何より、近くを流れる河川がより身近なものとなることで、河川の汚れ問題や生活に密着したごみ問題、それに派生する社会課題（特に海洋プラスチック問題）に対しての感度が高くなることでしょう。

実際に私自身もこの体験を通して、改めて河川に流れたごみの量や、ビニール袋をはじめとするプラスチック類が大量に川を流れている事実を目の当たりにし、それが海に流れ出て海洋プラスチックという社会問題を引き起こすことを実感しました。

また、仲間や子供たちが身近な川と自然に触れあいながら真剣な顔でカヌーをして「凄く楽しかった」と目をキラキラさせている姿を見た時に、この活動の大きな将来性を感じました。

来年は多くの参加者を募って開催する予定です。ご家族の皆様にも参加していただき、是非ともお楽しみください。

さて、いよいよ大宮駅東西口に2棟のシンボリックなビルが誕生します。それに合わせて、当社も常駐設備業務、日常清掃を含む清掃業務がスタートします。何ごとも準備が8割です。竣工後に速やかに品質の高い管理業務をスタートするためにも、チームビルディングも含め万全な準備を行っていきます。そして、関わるメンバーだけではなく、大宮を代表する新しい2棟の大型ビルの立ち上げに向けて、会社をあげて全社的な支援をして参ります。