2020.08.03

武蔵一宮氷川神社例大祭に参列して

大宮氷川神社例大祭

8月1日(土)に毎年恒例となる武蔵一宮氷川神社の「例大祭」が晴天の中執り行われました。

例年ならば境内に御神輿が集結し、夏の風物詩となっていましたが今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点より各町内の山車神輿の渡御(宮入り)は中止、各町内への神酒所修祓も中止となり、例年に比べ静かな境内での例大祭となりました。

武蔵一宮氷川神社は明治元年、明治天皇が京都より東京に都を遷され、同年10月17日に勅書「氷川神社親祭の詔」を賜い勅祭の社と御定めになりました。

勅書では「神を崇(たっと)び祭を厳かに行うのは政教の基本であるが中世以降綱紀の振るわないのは祭祀の実が挙がらないからである。今、東京に新しく都を定め親しく政(まつりごと)をとるに当たりまず祭祀を厳修して祭政一致の実を挙げようと思う」と仰せられ、武蔵国の鎮守として年々、奉幣使を遣わし永例とする旨を宣言されて以降8月1日の御例祭には勅使が参向せしめられています。天皇陛下の勅使が御参向される勅祭社は全国17社あり、同神社はその1社であります。

例大祭が執り行われる本殿及び境内には、勅使をお迎えし祭祀が行われるのにあたり、神社庁総代、埼玉県知事、さいたま市長、埼玉県内の神社の宮司などが参列されます。

そして、民間企業からは今年は新型コロナウイルス感染症の影響で参列者を絞り十数社の参列となりましたが、創業100年を超える錚々たる地元の老舗企業様の中で創業50年足らずの当社もご招待を受け参列させていただきました。

これは、田部井創業社長が会社を興し、日々たくさんの汗を流し、一生懸命に努力し地道に歩んできた功績からうまれた『信頼の賜物』、創り上げられてきた氷川神社様との強い繋がりによるものです。

明治天皇の頃より続く大祭、そこに参列できることの意味を心に深く受け止め、これからも社業を通して地域発展に貢献してまいります。

※写真は昨年の例大祭になります