2020.11.16
創業者の精神「喜働の心」~喜びの報酬を得る~
当社創業者の精神の1つに「喜働の心」があります。
喜働(きどう)とは、聞きなれない言葉かもしれませんが、その漢字の如し「喜んで働く」という意味です。
創業者の言葉に「Yes, I can.」という言葉がありますが、これは私たちにとってとても象徴的な言葉で、「はい、喜んで!」という意味合いであり、様々な頼まれごとや働きに対して、喜んで率先して取り組んでいる創業者の姿勢が思い出されます。
また、創業者は
「お金は最後についてくる」
「”お金のために”という目的で仕事する人はお金の価値以上のことを得られない。更には、楽してお金を得ようとして人生を失ってしまう。」
とも仰っていました。
当社が毎朝朝礼で活用しているもので「職場の教養」という冊子があります。その「職場の教養」を発行している(一財)倫理研究所の「万人幸福の栞」というものにこのような記述があります。
働きが一切であり、働きが人生である。働きが生命である。この働きには、そのままに、必ず「報酬」がついている。金銭でうける「報酬」は、多少があり、不公平があったりするかもしれぬが、この自然に当然に受ける報酬は、かならず働きに比例して、落ちもなく、忘れもせず、必ず直ちに与えられる。それは「喜び」という報酬である。真心で働いた時、必ず喜びがわく。何の期待もなく、予期するところもなく働いた時、おのずからに感ずる喜びは、他のどんな喜びにも変えることはできない。
(中略)
自分の只今ついている仕事の尊さを悟って、懸命に働くとき、自然に与えられる楽しみ、これは何物にも替えることの出来ぬ人生の喜びである、最高至上の歓喜である。
「万人幸福の栞:P73」
お客様に喜んでもらう、仲間に喜んでもらう、家族に喜んでもらう、地域の方々に喜んでもらう、そんな心で一生懸命に働いた時に、自分自身の心に宿る「喜び」の心が、どんな辛い時でも大変な時にでも「喜んで受け入れる」原動力となり、それがさらに周りの人に”喜ばれる働き”へと繋がるのだと思います。この連鎖が巡り廻って、自分自身の幸せとして返ってくるのだと思います。
現場社員さんの日帰り散策を定期的に開催していますが、帰り際に社員さんが口を揃えて言っていく言葉、
「明日からも一生懸命に働きます!」
そこに「喜んで働く心」が「幸せな心」となっている素敵な後ろ姿を感じることができました。