2022.02.12
50期 心地光明~強靭な組織は歴史を学び伝承する~
当社では日本ボーイスカウト埼玉県連盟の育成会を2009年より支援しております。以前、故・田部井創業社長が育成会の会長職を引き継いだことが契機となり、日本ボーイスカウト埼玉県連盟との繋がりが生まれました。そのような縁もあり、私の息子も現在ボーイスカウトに所属し、活動しています。
ボーイスカウトの特徴は、子どもを預ける習い事とは違い、親も一緒に団員を支援する立場となって活動に参加し、補助しながら子ども達の成長を見守るところにあります。私自身も時間の許す限り子どもに付き添って一緒に参加し、スカウト活動を通して様々な学びを得ております。
日本ボーイスカウト連盟は、今年で創設100年を迎えます。
ボーイスカウトの起源は、1907年にイギリス軍人であったロバート・ベーデン=パウエルが「子ども達に将来社会に役立つ人間に成長して欲しい」と願いスカウト活動を創始したことに遡ります。現在では全世界172か国、なんと約6,000万人が活動している組織になりました。
一緒に活動する中で感心したことは、日本ボーイスカウト連盟が発足した2月に合わせて、年少世代から先上級のローバースカウトまでがスカウト誕生の歴史や起源、創始者のことについて学び、伝承していく教育プログラムを設けている点です。日本国内では6万人のスカウトが創始の歴史を学び、活動を通して後世に伝えています。また、年少クラスでは2時間のプログラムで、クイズやお絵描きなどといった手法を通して教える等、スカウトを退団した先輩指導者や指導資格を得た保護者が世代にあった手法で正しく伝え、教育を担っていることにも感心しました。
当社は2022年2月12日で創業49年を迎えます。故・田部井功創業社長が「お客様とのご縁が永く繋がる仕事がしたい」という想いで、毎日興業を創業しました。49年の歴史をきちんと伝えていくことが私の役割であり、各部署の役職者は課員に対して会社の歴史や創業者の精神を自らの言葉で伝えていくこと、そして全職員が会社の歴史を身内や家族に伝えることが組織を永続させるうえで極めて重要であり、強靭な組織へと成長させるものだと、100年を迎えるボーイスカウトの活動を通じて感じました。